
赤ちゃんのスキンケアって、具体的に何をすればいいの?
今回はそんなお悩みに応えます!

かくいう私も、娘を妊娠しているときは赤ちゃんのスキンケアについてよくわかっていませんでした。
不安で不安で、インターネットを調べたり本を読んだりして勉強しました。
その中で一番わかりやすく、今でもたまに見返すほど参考にしている書籍に出会いました!
今回は、この本を参考にして説明していきます。
『赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本』
赤ちゃんにスキンケアが必要な理由

そもそも、赤ちゃんにスキンケアって必要なの?
答えは、YES!!必要です!!


でも、赤ちゃんの肌ってつやつやぷるぷるで、羨ましいくらい完璧じゃない?
実は、全くそんなことないんです!

赤ちゃんの肌がつやつや・ぷるぷるというイメージがあるのは、おそらくおむつのCMなどでよく見かけるからですよね。
あの肌は、スキンケアの賜物です!
何もせずにはあのような肌にはなりません。
信じられない人のために、赤ちゃんの肌の特徴からご説明していきます。
赤ちゃんの肌は超敏感肌
赤ちゃんのいる環境変化
胎内:羊水に守られて無菌状態、胎脂に覆われ乾燥とは無縁の世界
↓
産まれたら、バイ菌・乾燥・紫外線の刺激にさらされる!
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるときは、あらゆる刺激から肌が守られています。
「胎脂」という天然の保湿クリームが肌全体を覆い、保護しています。
生まれてきたあとも数日〜数週間はこの「胎脂」が肌を乾燥や感染から守ってくれますが、
身体を覆っている量も、剥がれてくる時期も個人差があります。
よって、赤ちゃんは無防備な状態で外部からの刺激にさらされることに!
赤ちゃんの肌の変化
新生児:胎脂が剥がれると乾燥が進む、と同時に皮脂分泌が多い
↓
生後2〜3ヶ月:皮脂分泌が落ち着き、さらに乾燥しやすくなる
↓
生後3ヶ月以降〜思春期:乾燥!乾燥!乾燥!
時間が経つにつれ赤ちゃんの肌はどんどん変化します。
重要なのは、新生児を過ぎた生後2ヶ月頃から思春期まではずっと乾燥との戦いだということです。
特に、赤ちゃんの肌にフォーカスすると、
- 赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さ!
- 肌を守るバリア機能が未熟で、外部刺激を受けやすい状態
- 皮脂と水分が少なく一年中乾燥しやすい
- 頭とTゾーンはべたつきやすく、汚れが溜まりやすい

だから、赤ちゃんの肌はしっかりスキンケアをしてあげる必要があるのです!
スキンケアを怠ると引き起こされるトラブル

スキンケアをしないとどうなるの?
バリア機能が未熟な赤ちゃんの肌をそのままにしていれば、
当然さまざまな肌トラブルが発生します!

肌トラブルの具体例
- 乳児脂漏性湿疹
- よだれかぶれ
- おむつかぶれ
- あせも
- とびひ
- アトピー性皮膚炎
これらの肌トラブルは赤ちゃんにとって辛いだけではなく、親にとっても辛いものです。
しっかりスキンケアを行なうことで多くの肌トラブルは防ぐことができます!
日頃のスキンケアを習慣化しましょう!
スキンケアのメリット
肌が成長してバリア機能が整う3才ころまでに肌トラブルを繰り返さないことで、その後もトラブルが起きにくくなります!
つまり、生まれたばかりの0才から3才までのスキンケアがとても重要!

一生物の健やかな肌をプレゼントしてあげましょう!
肌を健康に保つことは、ただ肌がキレイであるというメリットだけではありません。
スキンケアのメリット
- 肌トラブルを防ぐ
- アレルギー予防
しっかりスキンケアを行なうことでバリア機能が高まり、外部からのあらゆる刺激に負けない丈夫な肌になります。
そして一見関係のないように思われるアレルギーも、実は肌の状態によって引き起こされることがあります。
バリア機能が低下している肌は隙間だらけ、外部からの刺激を受け放題です。
そこへ花粉や食べ物、ダニなどが侵入すると、それらをアレルゲンとして認識してしまう「経皮感作」が起きてしまいます。
肌のバリア機能を高め、健康な状態であれば、アレルゲンの侵入を防ぐことができます。
スキンケアをきちんと行なえば、アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割低下するという研究結果もあります!

赤ちゃんのスキンケア3つのポイント
では、具体的にスキンケアの方法をお伝えしていきます。
優しく洗う
赤ちゃんはとにかく汗をよくかきます。
放っておくとあせもなどの原因になります。
まずは、赤ちゃんの肌を清潔に保つことが大切です。
赤ちゃんの肌はここに注目!
洗う時のPOINT
- 湯温は38~39℃ →高すぎる温度設定は赤ちゃんには負担!
- たっぷりの泡で →肌への摩擦を防ぐ、汚れは泡で浮かせて落とす!
- 手を使って洗う →ガーゼは肌刺激が強すぎるため使わない!
部位ごとの洗い方
- 頭皮はべたつきやすいので、専用のヘアシャンプーで洗う
- 顔は皮脂が多いTゾーンを中心に顔・身体用シャンプーの泡で優しく洗う
- 全身くまなく、汚れの溜まりやすいくびれの奥まで洗う
- 洗浄剤が残らないようにシャワーでしっかり流す
体を拭くときはこすらず、押し当てるだけ!
くびれ部分に水分が残りやすいので、タオルを挟み込むようにして取り除きます。
優しく洗えるボディソープの選び方はこちらの記事を参考にしてください!
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【ベビーソープの選び方】赤ちゃんを優しく洗えるのはナチュラルサイエンス
優しく保湿・保護する
続いて、肌を清潔にした後は保湿!!
肌を守るために非常に重要なステップです。
保湿剤の塗り方のポイント
ワンコインメソッドとも言われるこの塗り方。
それぞれの部位に保湿剤をワンコインの大きさで乗せてから広げていきます。

保湿のPOINT
- 入浴後5分以内に →肌の水分蒸発が急激に進む前にしっかり保湿!
- 肌がテカテカするほどたっぷり塗る →ティッシュがはりつくくらいに!
- 擦らずすーっと塗り広げる →肌を擦っている感覚があれば保湿剤を足して!
部位ごとの塗り方
- 保湿剤はたっぷりまんべんなく肌に置いて塗り広げる
- 首のくびれ、手足の付け根、肘・膝・手首足首のしわは広げて中まで塗る
- 顔の隅々まで塗る、忘れがちな耳の裏も!
- かさつく部分は重ね塗り
保湿は入浴後はもちろん、朝起きてから着替える際にも行なうとより効果的です。
我が家では朝晩2回の保湿を行なっています!
朝のスキンケアはとてパパの担当で、娘とのスキンシップタイムを楽しんでいます!

また、顔まわりは衣類で覆われないので外部刺激がとても多い場所。
回数にこだわらず、食事の前後・外出時など乾燥が気になったときはこまめに塗ってあげましょう。
おすすめの保湿クリーム・皮膚保護剤はこちらの記事を参考にしてください。
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【赤ちゃんのボディケア】人気のベビークリーム試しました|我が家の定番はFor famに決まり
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【まだワセリン使ってるの?】赤ちゃんの肌を手軽に強力バリア|Fam's Babyのお守りスキンケア
優しく紫外線ケア

赤ちゃんにもUVケアって必要なの?
もちろんです!

赤ちゃんの肌は刺激を受けやすく、紫外線からの刺激を吸収してくれるメラニンも少ない状態です。
大人以上に気を遣ってあげる必要があります!

紫外線の体へのダメージ
- 紫外線を浴びると体の免疫力が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなる
- 紫外線は肌の角層から水分を奪い、極度に乾燥させる
- 紫外線による肌ダメージは蓄積され、10年20年後にトラブルを引き起こす!?
紫外線は肌を日焼けさせるだけではなく、免疫力にまで影響を与えます。
また、子供時代に浴びた紫外線の影響が大人になった時にシミ・しわ・くすみとして現れることになることも!
将来の肌を守るためにも、赤ちゃんの時からUVカットは必要です。
紫外線ケアのPOINT
- 日常生活に適したSPF値の日焼け止めを使う
- 紫外線吸収剤が使われていない低刺激のものを選ぶ
- ベビーソープで落とせるものを選ぶ
- 外出時間が長い場合はこまめに塗り直す
- 日焼け止め以外のUVカットも取り入れる
紫外線をカットする日焼け止めはやはり肌には負担となります。
なるべく負担が少ないものを選ぶとともに、日焼け止めを塗る以外の方法も取り入れましょう。
- 日差しが強い時間は外出しない
- なるべく日陰を歩く
- 日傘や帽子、UVカット機能のケープを活用する
また、日焼けには乾燥がつきもの!
保湿をいつも以上に入念に行なうことで、ダメージを減らすことができますよ。
おすすめの日焼け止めはこちらの記事からどうぞ!
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【今から始める紫外線対策】親子で使える優しい日焼け止め
まとめ|正しいスキンケアで赤ちゃんの肌を守ろう

いかかでしたか?
スキンケアと一口に言っても、ただ保湿すればいいというだけではありません。
「肌を清潔に保つこと」・「紫外線の刺激から守ること」も重要なスキンケアになります。
スキンケアを習慣化し、赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。