
日焼け止めは夏だけ使えばいいでしょ?

子どもに日焼け止めは必要ないでしょ?
そんなことありません!

紫外線は一年中降り注ぎ、肌へダメージを与え続けています。

そして外部刺激に敏感な赤ちゃんの肌は、よりダイレクトに紫外線の影響を受けます!
大人以上に気を遣ってあげる必要があるのです。
しかも、紫外線量は2〜3月から急増するって知ってました?
夏から始めたのでは遅いのです!
そこで今回は、今から始める紫外線ケアについてご紹介します!
この記事でわかること
- 紫外線が肌に与えるダメージ
- 紫外線ケアが赤ちゃんから必要な理由
- 親子で使えるおすすめの日焼け止め
-
-
【赤ちゃんのスキンケア】大事なことは3つだけ!|医師監修のおすすめ書籍もご紹介
紫外線が肌に与えるダメージ
私は専門家ではないので、紫外線についての知識は日本化粧品工業連合会のホームページから得ました。
この記事ではポイントだけご紹介します。
詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください!
▶︎▶︎▶︎日本化粧品工業連合会「紫外線のと上手な付き合い方」
紫外線の種類 UV-A・UV-B

紫外線にはUV-AとUV-Bがあります。
UV-Aの特徴
- 曇りの日や室内にいても降り注ぐ
- 肌の真皮にダメージを与え、コラーゲンなどを破壊
- シワやたるみの原因になる
UV-Bの特徴
- 大気圏にほぼ吸収されるが、地表に届く一部が皮膚にダメージを与える
- 肌の表皮にダメージを与え、炎症を起こす
- メラニンを増加させ、シミ・そばかすの原因になる
UV-Aは雲やガラスも透過する紫外線で、春先でも真夏と同程度かそれ以上!
肌の老化を進行させる原因になるので、春先からしっかりとケアすることが重要です。
コワイのは光老化|紫外線のダメージは蓄積する
光老化は、日光を長年浴び続けることによってひき起こされる肌のしみ、しわ、たるみなどの皮膚の変化のことです。光老化は加齢による老化とは質的に異なり、紫外線を浴びた時間と強さに比例するとされます。光老化は皮膚がんの発生にも関わっています。
出典:持田ヘルスケア株式会社「光老化」
紫外線対策と言われると、浴びた直後の肌ダメージを軽減させるだけのようですが、そうではないんですね!

また、こんなコラムもありました。
小児の細胞では大人よりも短い時間で細胞を増やしますから、遺伝子に傷をもったまま細胞分裂の準備をして遺伝子を倍に増やそうとします。その時傷が残っていると、間違った遺伝子を作ってしまうことになりやすいのです。(中略)10歳頃までに沢山の紫外線を浴びた人が皮膚がんになっている事が多いことも分かっています。
出典;日本化粧品工業連合会「幼児期からの日常的ケアの必要性」
つまり、赤ちゃんの頃から紫外線対策をすることは、「今」の肌を守るだけでなく「将来」の肌をも守ることにもつながります。
紫外線対策は夏だけではなく、年間を通して日常的な習慣にしましょう!

赤ちゃんから始める紫外線対策
赤ちゃんのうちから紫外線対策が必要であることは、わかっていただけたと思います。
しかし、赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟でとても敏感です。
低刺激の日焼け止めであっても、肌には負担がかかります。
新生児から使える日焼け止めもありますが、一般的には生後3ヶ月ころから使い始めるとよいとされています。
心配な場合は、お医者さんに相談しましょう!

じゃぁ、日焼け止めを塗れない間はどうすればいいの?
大切になるのは、日焼け止めを使わない紫外線防止対策です!
- 紫外線が強い時間帯(10時〜14時)の外出は避ける
- なるべく日陰を歩く
- UVカット機能のある衣類を活用し、露出を避ける
- 日傘や帽子、ケープなどで露出部分を覆う
私の娘は真夏生まれなので、紫外線対策にはとても気を使いました!

赤ちゃんも使える日焼け止めの選び方
では、赤ちゃんでも使える日焼け止めはどのように選べばいいのでしょうか?
ポイントをご紹介していきます!
生活シーンに合わせて選ぶ

日焼け止めの効果は、PAとSPFで表示されています。
PAとは
- UV-Aの防止効果を示す
- PA+〜PA++++で表示され、+が多いほど効果が高い
SPFとは
- UV-Bの防止効果を示す
- 数字が高いほど効果が高い
日常生活と、マリンスポーツや雪山登山とでは浴びる紫外線量も強さも異なります!
表を参考にして日焼け止めの強さを選びましょう。
日常使いでは「PA++ SPF20」程度で十分です。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
「紫外線吸収剤」は、吸収剤そのものが紫外線を吸収し、肌への紫外線の影響を防ぎます。
※メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)・ジメチルPABAオクチル(あるいはジメチルPABAエチルヘキシル)・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど
「紫外線散乱剤」は、主に粉体で、肌表面に受ける紫外線を乱反射させて、肌への紫外線の影響を防ぎます。
※酸化亜鉛・酸化チタンなど
出典:日本化粧品工業連合会
紫外線吸収剤の特徴
- メリット:白浮きしにくく塗りやすく、紫外線カット効果も高い
- デメリット:肌への負担が大きい、こまめな塗り直しが必要
紫外線散乱剤の特徴
- メリット:肌への負担が少ない、塗り直しが少なくて済む
- デメリット:紫外線カット効果は吸収剤に劣る、白浮きしやすく重たい質感
肌への負担が大きい紫外線吸収剤は、ベビー用の日焼け止めには使われていないことが多いです。
ただ、散乱剤を使った日焼け止めはテクスチャが硬いことが多く、塗りにくい場合があります。
そんな時に肌をこすって塗ってしまっては、本末転倒!
日焼け止めを塗る行為自体が肌に負担を与えてしまいますので、気をつけましょう。
刺激になる成分は避ける
・合成界面活性剤
・合成ポリマー
・合成安定剤
・シリコーン
・香料
・着色料
・防腐剤
・鉱物油
・アルコール成分
これらが含まれていないものを選びましょう!
やさしく洗い流せるものを選ぶ
日焼け止めが肌に残るのは避けたいので、落としやすさも重要です。
お湯で落とせる
ベビーソープで落とせる
赤ちゃん用の日焼け止めであれば、パッケージなどに書いてあることが多いです。
しっかり確認しましょう!
我が家で愛用中!親子で使える日焼け止め

では、早速我が家で愛用中の日焼け止めをご紹介します!
ナチュラルサイエンス UVライトベール

商品情報
- SPF23 / PA++
- 90ml 2,640円(税込)/ 200ml 5,280円(税込)
- 乳液タイプでさらっと馴染んで塗りやすい!
- 低刺激性の洗浄剤で簡単に落とせる
- 大容量タイプは二重構造のポンプで新鮮な状態で使い切れる
- 虫除け効果はない
- 紫外線吸収剤を使っている
日焼け止めは塗ると肌が乾燥しやすいですが、このアイテムはそうならずしっとり感が続きます。
塗る前と塗った後の違いがわからないほど!
だた、虫が出る季節は、別途虫除けスプレーを使う必要があります。
その点が面倒に感じるかもしれません。
また、ベビー用にしては珍しく紫外線吸収剤が使われています。
しかし「カプセルインUVシールド」処方を採用し、吸収剤が肌に触れない工夫がなされています。
散乱剤の日焼け止めは「塗りにくく」、「白浮きしやすく」、「紫外線カット効果が劣る」というデメリットがありますが、それらがクリアされたアイテムと言えます!
娘は1才になる前から使用していますが、肌にトラブルが起きたことはありません!

For fam アウトドアミルク

商品情報
- SPF30 / PA+++
- 80g 2,750円(税込)
- 虫除け効果もあるので夏にぴったり
- 石けんで落とせる
- 汗や水に強い
- 日焼け止め特有のキシキシ感がなくしっとり潤う
- ハーブの香りで好みが分かれそう
- 植物由来成分が多く配合されている
このアイテムは紫外線散乱剤を使用しているのに、白浮きしません!
また、テクスチャもトロッとしていて塗りやすく、肌の乾燥も感じられません。
とても伸びやすいので赤ちゃんなら少量で十分!

虫除け効果もあり、汗・水にも強いので夏の外出時にはぴったりです。
もちろん乾燥しやすい秋から〜冬にかけても安心して使えます。
ただ、フォーファムのアイテムはオーガニックといえど植物由来成分を多く含むため、
アレルギーなどが気になる方は、使い始める前にパッチテストをすることをおすすめします。
まとめ|季節問わず、赤ちゃんのときから紫外線対策は必須!

いかがでしたか?
赤ちゃんのときから年間を通して紫外線対策を行なう重要性をおわかりいただけましたか?
ベビー用の日焼け止めは各社から発売されていますが、
「ベビー用」という表示に惑わされず、しっかり成分を確認しましょう!
赤ちゃんのときからの日常的な紫外線対策が、その後の肌の健康を守ります。
本格的な夏になる前から、しっかり対策してあげましょう。